既存のプロジェクトをGitで管理する

投稿日: by keruu

既存のプロジェクトをGitで管理する方法です。

この記事では、リモートリポジトリ等は使わず、単純にプロジェクトフォルダ内にリポジトリを作って管理しています。

環境

  • Mac
  • Git

手順

1. リポジトリを作成する

既存のプロジェクトフォルダに移動して、git initでリポジトリを作成します。

$ cd /path/to/your-project
$ git init

これでプロジェクトフォルダ内に.gitというリポジトリフォルダが作成されました。

Gitが動作するか確認してみます。git statusを使ってGitで管理されていないファイルを表示してみます。エラーが発生しなければOKです。

$ git status

2. 無視リストを作成する

管理対象から外したいファイルやディレクトリがある場合は、.gitignoreという名前の無視リストを作成しておきます。

$ touch .gitignore

ここではtouchを使って作成していますが、ファイルが作成できればどんな方法でもOKです。

3. 無視リストを更新する

さきほど作成した無視リストに管理対象から外したいファイルやディレクトリを追加します。

$ vi .gitignore
いろいろと追加する。

ここではviを使って編集していますが、編集できればどんな方法でもOKです。

追加例)

something-directoryディレクトリ以下と、something-file.txtファイルを管理対象外から外す場合は、.gitignoreの中身を次のようにします。

something-directory
something-file.txt

4. インデックスに追加する

管理したいファイルをインデックスに追加します。

無視リストに登録したもの以外をまとめて追加するにはgit add -Aを使います。

$ git add -A

ひとつずつ追加するにはgit add [filename]を使います。

$ git add [filename]

5. コミットする

インデックスに追加したものをコミットします。

コミットメッセージ付きでコミットするにはgit commit -mを使います。-m無しのときはメッセージなしになります。

$ git commit -m "[message]"

例) メッセージを”new commit”とする場合

$ git commit -m "new commit"

6. 最後に

これで既存のプロジェクトをGitで管理することができました。

いくつか補足コマンドです。

Gitで管理されているファイルを確認するにはgit showを使います

$ git show

前回から変更されたファイルを確認するにはgit statusを使います。

$ git status

以降、コミット済みのファイルを編集したときに、コミット済みのファイルだけインデックスに追加してコミットするには、git commit -a -mを使います。

$ git commit -a -m "[message]"

以上。

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