OS X への rbenv と ruby のインストール方法です。
rbenv
rbenvはRubyのバージョン管理ツールです。複数のRubyバージョンをインストールしたり、切り替えたりできます。
公式
環境
- Mac OS X El Capitan 10.11.4
- Homebrew 0.9.9
- rbenv 1.0.0
rbenvのインストール
はじめにHomebrewをインストールしておきます。
Homebrewを使ってrbenvをインストールします。
$ brew update
$ brew install rbenv
rbenvの依存関係として自動的に次のパッケージがインストールされます。
- autoconf
- pkg-config
- openssl
- ruby-build
Rubyの参照先がrbenv管理下のRubyになるように、パスを通します。
$ brew init
上のコマンドを実行すると次のように、~/.bash_profile
にコマンドを追加してと表示されます。
# Load rbenv automatically by appending # the following to ~/.bash_profile: # eval "$(rbenv init -)"
メッセージに従い、~/.bash_profile
を開き次のコマンドを追加します。
eval "$(rbenv init -)"
上で作成した~/.bash_profile
を読み込みます。
$ source ~/.bash_profile
これでパスの設定は完了です。$PATH
を確認して、/User/ユーザ名/.rbenv/shims
が追加されていればOKです。$PATH
は先頭に書いてあるものほど優先順位が高いので注意します。
$ echo $PATH
/Users/tom/.rbenv/shims:(以降省略)
Rubyプログラムの参照先も確認してみます。/User/ユーザ名/.rbenv/shims
になっていれば成功です。
$ which ruby
/Users/tom/.rbenv/shims/ruby
Rubyのインストール
rbenvでインストール可能なRubyのバージョン一覧を確認します。
$ rbenv install -l
一覧からバージョンを決めたらインストールします。
$ rbenv install 2.3.1
インストールしたRubyバージョンが、rbenvに管理されているか確認します。*がついているのがアクティブなバージョンです。
$ rbenv versions * system (set by /Users/tom/.rbenv/version) 2.2.0 2.3.1
上でインストールしたRuby2.3.1をアクティブにします。
$ rbenv global 2.3.1
アクティブになったか確認します。
$ rbenv version
2.3.1 (set by /Users/tom/.rbenv/version)
以上です。